プログラムPROGRAM
2007 8

2007年8月
今年もまた8月を迎える。あの苦い体験を二度と繰り返さないために、反戦と平和を訴える集会が全国で展開される。当館では戦争の悲劇を描いたヨーロッパ映画の秀作を上映。
8月3日(金)
「抵抗の詩」

(ユーゴ/1969/85分/16mm)
監督:トーリ・ヤンコヴィッチ
8月10日(金)
「抵抗の詩 part2」

(ユーゴ/1974/101分/16mm)
監督:トーリ・ヤンコヴィッチ
8月17日(金)
「抵抗のプラハ」

(チェコスロヴァキア/1971/90分/16mm)
監督:ウラジミール・チェフ
8月24日(金)
「最後の橋」

(オーストリア・ユーゴ/1954/104分/35mm)
監督:ヘルムート・コイトナー
8月31日(金)
「ニュールンベルグの戦犯・13階段への道」

(西ドイツ/1960/75分/16mm)
監督:フェリックス・フォン・ポドマニツキー


2007年8月4日(土)・5日(日)
日本漫画映画傑作選シリーズの第3回は、戦後の作品を特集する。
当館設立の母体である「プラネット映画資料図書館」は、1977年に「日本アニメーション映画史」を責任編集するほか、アニメフィルムを意欲的に収集してきた。その所蔵フィルムの中から、戦後の日本アニメーションを一挙上映。その貴重な映画詩の著者でもある渡辺泰さんと、日本アニメの研究で博士号を取得した佐野明子さんに、日本アニメの魅力を語っていただく。
「防犯はみんなの力で」
「かっぱ川太郎」
「瓜子姫とあまのじゃく」
「ペンギン坊やルルとキキ」 ほか


2007年8月11日(土)
「ホームムービーの日(HOME MOVIE DAY)」とは、毎年8月の第2土曜日に家庭に眠るフィルムを持ち寄って、みんなで楽しむ記念日です。アメリカ、カナダ、オーストリア、イタリア、イギリス、日本など世界の人々が同じ日にそれぞれの地域で撮影されたフィルムを楽しんでいます。あなたの家に眠っているフィルムを持ち寄って楽しみませんか?
参考上映として戦前の小型映画普及の一翼を担ったパテの9ミリ半フィルムで撮影された関西圏の風景や祭りなどのホームムービーを上映します。特に大阪の小型映画作家、森紅の作品が見どころです。なお、9ミリ半映写機は光源が暗いのでテレシネしたDVカムでの上映となります。 
 
「第二回 全日本キネマ祭」
「遊園地あやめ池 大軌沼線景勝」
「臺所の戯曲」
「南米ブラヂル行移民 神戸出港の實況」
「神戸みなとの祭」 など

(主に 森紅 もりべに/DVカム上映)


特別ロードショー「垂乳女」
カンヌ国際映画祭グランプリ(審査員特別賞)受賞記念

2007年8月12日(日)~19日(日)※8月15日(水)は休館

今年のカンヌ国際映画祭で、「殯の森(もがりのもり)」がグランプリ(審査員特別賞)を受賞した河瀬直美。彼女の最新ドキュメンタリー「垂乳女」を特別公開。「Shadow/影」も併映します。
また、監督の20年の歩みを回顧する特集上映[河瀬直美の世界]も同時開催。
「垂乳女」
(2006/43分/digital βカム)
監督:河瀨直美
出演:河瀨宇乃、光祈、河瀨直美
製作協力:Arte France
製作:遷都/組画
「Shadow/影」
(2004/26分)
監督:河瀨直美
出演:葉子、山崎裕
撮影:山崎裕、中野英世
製作:ムービング・ピクチャーズ、T-Artist
製作協力:組画、遷都


2007年8月12日(日)~19日(日) [15日(水)は休館]
河瀬直美の20年の歩みを回顧する全9プログラムを上映します。
「パパのソフトクリーム」
「につつまれて」
「My-J-W-F」
「小さな大きさ」
「女神たちのパン」
「幸福モドキ」
「白い月」
「かたつもり」
「天、見たけ」
「陽は傾ぶき」
「私が強く興味をもったものを大きくFixできりとる」
「私が生き生きと関わっていこうとする事物の具体化」
「たったひとりの家族」
「今、 」
「風の記憶」
「現しよ(往復書簡 河瀬直美×是枝裕和)」
「追臆のダンス」
「万華鏡」 
「杣人物語」
「きゃからばあ」


2007年8月25日(土)・26日(日)
「有馬猫」
(1937/60分/35mm)
監督:木藤茂
 
 
 
「怪猫謎の三味線」
(1938/74分/35mm)
監督:牛原虚彦


これまでのプログラム|神戸映画資料館

※内容は予告無く変更する場合があります。

※作品によっては、経年退化で色褪せしている場合がございます。予めご理解ご了承の上、ご鑑賞くださいますようお願い申し上げます。