生きる場所を求めて~西成・釜ヶ崎、そして公園
12月1日(土)・2日(日)、12月8日(土)・9日(日)
近年、ビデオの発達で簡単にドキュメンタリーを作ることができるようになり、さまざまな映像作家が野宿者や労働者の現実を描くようになった。韓国、ドイツ、日本(神戸出身)の作家が描く大阪の現実を一挙上映。70年代の貴重な記録映画やアート・ドキュメンタリーも見逃せない。
「未来世紀ニシナリ」
(日本/2006/68分/DV)
企画・制作:フルーク・風楽創作事務所
監督:田中幸夫
「関西公園~Public Blue」
(日本・ドイツ/2007/70分/DV)
監督:アンケ・ハールマン[AHA]
「長居テント村に大輪の舞台が立った」
(日本/2007/80分/DV)
製作:NDU
撮影・編集:布川徹郎、金稔万
[70年代の釜ヶ崎]《三本立て》
(1974頃/計95分)
撮影・録音・編集・企画:今村圭雄
・「釜ヶ崎解放」
(日本/34分/16mm)
・「1973~1974 釜ヶ崎越冬闘争 冬の陣」
(日本/23分/16mm)
・「暴力手配師追放 釜共斗の戦い」
(日本/38分/16mm)
「むすびプロジェクト」参考上映
(日本/2005/18分/DV)
製作:むすびプロジェクト、NPO法人こえとこころとことばの部屋
企画・構成:阿佐田亘、上田假奈代
「愛は国境を越えて」アンコール上映
2007年12月9日(日)
感動を呼んだ韓国長編映画のアンコール上映が決定!
「愛は国境を越えて」
(韓国/1965/75分/16mm/日本語吹替版)
監督:キム・ギドク(金基悳)
出演:ファン・ジョンスン、アン・インスク
日本で公開された初の韓国長編劇映画。戦後韓国で133人の孤児を育てた日本人女性の手記の映画化。原作者の望月(旧姓永松)カズは、自身満州で孤児となった。戦後はソウルで露天の理髪業を営む貧しい生活のなかで孤児たちの面倒を見、“愛の理髪師”として有名になった。
恐怖映画特集
2007年12月15日(土)・16日(日)
フランケンシュタイン、狼男、吸血鬼・・恐怖映画の歴史は古いが、大半はB級映画と呼ばれ評価が低い。有名なゾンビ映画の傑作として知られながら上映の機会が少ない「恐怖の足跡」など60年代の恐怖映画を見直すことにしよう。
「恐怖の足跡」CARNIVAL OF SOULS
(アメリカ/1961/75分/35mm)
監督:ハーク・ハーヴェイ
脚本:ジョン・クリフォード
出演:キャンディス・ヒリゴス、シドニー・バーガー
『ナイト・オブ・ザ・リビングデッド』や『シックス・センス』に多大なる影響を与えた怪奇映画の傑作。
「サディスト」THE SADIST
(アメリカ/1962/90分/35mm)
監督・脚本:ジェームズ・ランディス
撮影:ウィリアム・ジグモンド
出演:アーチ・ホール・ジュニア、ヘレン・ハーベイ
人気のない田舎道で立ち往生を余儀なくされてた3人の教師が、自動車工場で殺人鬼カップルに遭遇する。
小川紳介監督 全作品上映 1(オープニング)
2007年12月21日(金)~24日(月・祝)
山形国際ドキュメンタリー映画祭の生みの親であり、ドキュメンタリー映画作家として世界的に著名な小川紳介監督の全作品を順次上映する計画です。関西では上映の機会に恵まれず地団駄踏んでいたファンのみなさんの要望に応えて大英断の上映です。ご期待ください。
「ニッポン国 古屋敷村」
(1982/210分/16mm)
監督:小川紳介
撮影:田村正毅
現地録音:菊池信之
ベルリン映画祭国際批評家連盟賞(フォーラム部門)を受賞し国際的な評価を得た作品。山形県上山市に定住した小川紳介とそのスタッフは、気候条件の悪い古屋敷村の稲作りを凝視し、そこに住む人々の生き様やそれぞれの個人史を描く。