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グル・ダット傑作選
2008年12月20日(土)~23日(火・祝)


映画評論家 蓮實重彦さんが、本特集上映[グル・ダット傑作選]に対し、コメントを寄せてくださいました。

グル・ダットを見るか見ないかは人生の問題である。
だが、いったんグル・ダットを見てしまうと、映画が人生の問題を遙かに超えてしまうことに誰もがたじろがざるをえない。
そのたじろぎも知らず、やたらに人生や映画のまわりをうろうろしてほしくない。

(蓮實重彦・映画評論家)

 
グル・ダットは天才であり、『渇き』は傑作である。この歌謡映画を見て背筋に震えが走らなければ、あなたは映画とは無縁の存在だ。その抒情の鮮烈さにおいて『シェルブールの雨傘』などを遙かに超えている。最良のダグラス・サーク、最良の成瀬巳喜男だけが『渇き』のグル・ダットにかろうじて拮抗しうるだろう。
(蓮實重彦・映画評論家)[「季刊リュミエール12 1988夏」より抜粋]

1988年、「大インド映画祭」での『渇き』日本初上映の衝撃から2001年の「グル・ダットの全貌」(10作品)の巡回上映で、映画ファンを驚愕させたグル・ダット監督。彼の傑作3本を数年ぶりにスクリーンで堪能できる貴重な機会をお見逃し無く。

フィルム・写真提供及び協力:国際交流基金
協力:(財)国際文化交流推進協会(エース・ジャパン)


「表か裏か」AAR PAAR
(インド/1954/140分/35mm)
製作・監督:グル・ダット(Guru Dutt)
脚本:ナベーンドゥ・ゴーシュ
撮影:V.K.ムールティ
出演:グル・ダット、シャーマー、ジョニー・ウォーカー、ジャグディープ、シャキーラー
交通違反で刑務所に入っていたカールーは、出所後自動車整備ガレージに就職、持ち主の娘と恋仲になる。ところがそこを首になったカールーが、そうとは知らずギャング団の運転手に雇われたことから大騒動が・・。洒落た会話、スピーディーなアクションが楽しい、究極のソフィスティケイテッド・コメディ。


「渇き」PYAASA
(インド/1957/145分/35mm)
製作・監督:グル・ダット(Guru Dutt)
脚本:アブラール・アルヴィー
撮影:V.K.ムールティ
出演:グル・ダット、ワヒーダー・ラフマーン、マーラー・シンハー、ラフマーン、ジョニー・ウォーカー
売れない詩人ヴィジャイの詩を気に入ってくれるのは娼婦のグラーブだけ。自暴自棄になったヴィジャイは、ふとしたことから鉄道事故に巻き込まれ、発売された遺稿詩集はベストセラーになるが・・。ダット渾身の代表作。


「紙の花」KAAGAZ KE PHOOL
(インド/1959/148分/35mm)
製作・監督:グル・ダット(Guru Dutt)
脚本:アブラール・アルヴィー
撮影:V.K.ムールティ
出演:グル・ダット、ワヒーダー・ラフマーン、ジョニー・ウォーカー、ベビー・ナーズ、ヴィーナー
人気映画監督スレーシュは、偶然出会ったシャーンティを主演女優に抜擢する。映画は大ヒットし、二人は強く惹かれあうのだが、シャーンティは妻子あるスレーシュに別れを告げ・・。インド版『サンセット大通り』や『スタア誕生』『ライムライト』の趣もある最後の監督作品。

 

《料金》入れ替え
1本あたり
一般1200円 学生・シニア1000円
会員1000円 学生会員・シニア会員900円
《割引》
2本目より200円引き

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