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日本映画の新しい地平01「TOCHKA」
12月25日(金)〜29日(火)
 
急遽決定
25日(金)松村浩行監督来館
     上映後 質疑応答
 
 
死者のまなざしを求めて彷徨う女
死者のまなざしに捕われたままの男
国境の海岸を見張り続けるトーチカの暗闇が
二人の記憶を重ね合わせる

 

「TOCHKA」
(2008/93分/DVCAM)
監督・脚本:松村浩行
助監督:大城宏之、石住武史、本間幸子
撮影:居原田眞美 録音・編集・整音・劇中写真:黄永昌
装置:相馬豊 装飾:浦井崇 衣装:居原田眞美
スチール:宮本厚志 制作:柴野淳、河合里佳

出演:藤田陽子、菅田俊、上野龍成、上野凌雅、モモ・ゴッツ・サッタール

 
[公式サイト]
 
映画『TOCHKA』は、北海道根室市の海岸に実際に残存する戦争遺跡=トーチカを舞台に、ほぼワンロケーション、主要登場人物二人、劇中音楽もなく撮影現場の環境音のみという、過激なまでに切り詰められた表現によって構成された野心作である。
太平洋戦争末期に建造されたものの、実戦では使用されることなく、とうの昔に廃墟と化したトーチカ群。分厚いコンクリートの壁で囲まれたその空間には、現在も冷たい闇が満ちている。その深い「闇」に引き寄せられるように、不意の出会いを遂げる一組の男女を演じたのは、現在の日本映画界に不可欠な活躍を続ける菅田俊と、『犬猫』での主演によって清冽な印象を残した藤田陽子。
広大な北の荒野をバックに、ただ眼差しと言葉によって、互いに距離を推し量るかのような息詰まる二人のやりとりには注目である。
個々人が抱える内なる「闇」としての記憶。その極めて私的な記憶を、同じひとつの場所を介して、見知らぬ他者と分かち持つことのかけがえのない意義。危険さと背中合わせになったある極限的な状況設定のもと、これらの根源的な主題を大胆かつ現代的な映画的形態のうちに具現化した本作は、今日活況を呈しているかに見える若手監督の作品群のうちにあっても特異な位置を占めており、今こそ多くの観客の目と耳によって確かめられるべき稀有な映画といえよう。
 

《当日料金》
一般:1500円 学生・シニア:1000円
会員一般:1000円 会員学生・シニア:900円

 
シネ・ヌーヴォX、プラネット・プラス・ワン、神戸映画資料館
3館共通前売り券(Pコード 461-491) 1200円
(当館のスケジュールチラシには1000円とありますが誤りです。ご迷惑をおかけします。)
 
『PASSION』とのセット券:1800円

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