プログラムPROGRAM
2010 2

[貸館]ホラー映画向上委員会 MebiusRing 上映会
2010年2月6日(土)16:00 / 18:00
『シェラ・デ・コブレの幽霊』THE GHOST OF SIERRA DE COBRE
(アメリカ/1964/50分/16mm/日本語字幕無し)
ジョセフ・ステファノ(制作/監督/脚本)
コンラッド・ホール(撮影監督)
キャスト
マーティン・ランドー
ダイアン・ベイカー
ジュディス・アンダーソン
1965年制作のこの作品は本国アメリカでは「怖すぎる」と言う事でお蔵入りしてしまい、日本では1967年の日曜洋画劇場で1度流れたのみと言う正真正銘の幻の映画。
タイトルすら知らない人が多い中、渇望するほど見たいと思っている人が少なくない事も確かでしょう。
この映画が神戸映画資料館で上映できる事になったのは、数々の奇跡とご協力があってこそです。
皆さま、この機会にぜひ幻を体感してみませんか?
上映は座席数が限られているため、完全予約制を取らせていただいております。
ご予約のお申込みは下記のアドレスにて承っております。
ご予約は先着順になっておりますので、詳しい注意事項などは下記サイトにてご覧下さいませ。
 
主催・予約・お問い合せ:ホラー映画向上委員会 MebiusRing
   

完全予約制(受付は終了いたしました)


日本映画名画鑑賞会
2010年2月7日(日)
上映作品は、当日のお楽しみとさせていただきますが、選りすぐりの傑作・名作を揃えて上映しますので、どうぞご期待ください。
 
(会員の皆様からの上映作品タイトルの問い合わせを、上映1週間前より電話・e-mailで受け付けます。会員番号をご確認の上、お問い合せください)

《料金》
一律500円


[貸館]神戸芸術工科大学 アスタ・アニメ上映会
2010年2月13日(土)17:00〜
毎月1回(2010年3月まで:予定)神戸映画資料館でアニメ上映会を開催します。
 

 
「フイチンさん」
制作:エクラアニマル (計60分)
原作:上田トシコ  企画:本多敏行 
監督:湖山禎崇   プロデューサー:豊永ひとみ
キャスト
フイチン:柳沢三千代
リイチュウ:笹本優子
チンナイ:氷上恭子
http://darumad.hp.infoseek.co.jp/fitin.html
主催:神戸芸術工科大学
   

《料金》無料


ジョン・フォード連続上映 その2 アカデミー賞授賞作品
2010年2月12日(金)〜14日(日)
『駅馬車』(1939)、『荒野の決闘』(1946)、『黄色いリボン』(1951)などで知られる大映画監督ジョン・フォード。彼の代表作のほか、知られざる傑作も取りまぜ連続上映していく。
第2回目は、アカデミー賞受賞の3作品。フォードは、『男の敵』(1935)、『怒りの葡萄』(1940)、『わが谷は緑なりき』(1941)、『静かなる男』(1952)で4度アカデミー監督賞を受賞している。今回は、アカデミー短編ドキュメンタリー賞を受賞した『ミッドウェイ海戦』も参考上映する。
 
「怒りの葡萄」The Grapes of Wrath
(アメリカ/1940/129分/16mm)
監督:ジョン・フォード
原作:ジョン・スタインベック
脚本:ナナリー・ジョンソン
撮影:グレッグ・トーランド
音楽:アルフレッド・ニューマン
出演:ヘンリー・フォンダ、ジェーン・ダーウェル、ジョン・キャラダイン
30年代半ばのアメリカ中西部。小作農の一家は、カリフォルニアを目指す旅に。大恐慌時代の苛烈なアメリカ社会を描いた傑作。撮影は『市民ケーン』(1941)のグレッグ・トーランド。
 
「静かなる男」The Quiet Man
(アメリカ/1952/129分/16mm)
監督:ジョン・フォード
原作:モーリス・ウォルシュ
脚本:フランク・S・ニュージェント
撮影:ウィントン・C・ホック、アーチー・スタウト
音楽:ヴィクター・ヤング
出演:ジョン・ウェイン、モーリン・オハラ、ヴィクター・マクラグレン
アメリカから故郷アイルランドに帰ってきた元ボクサー(ジョン・ウェイン)。過去を忘れて静かな暮らしを望む彼だが、赤毛の美しい女性(モーリン・オハラ)と恋に落ち…。アカデミー監督賞のほか、カラー撮影賞を受賞したテクニカラー作品。
 
[参考上映]本特集の半券提示で鑑賞無料/日本語字幕無し
「ミッドウェイ海戦」The Battle of Midway
(アメリカ/1942/18分/16mm)
監督:ジョン・フォード
脚本:ジェームズ・ケヴィン・マッギネス、ダドリー・ニコルズ
撮影:ジョン・フォード
編集:ジョン・フォード、ロバート・パリッシュ
音楽:アルフレッド・ニューマン
ナレーション:ヘンリー・フォンダ、ジェーン・ダーウェル 、ドナルド・クリスプ
撮影監督グレッグ・トーランドらと結成した野戦撮影班OSSを率いて撮影したドキュメンタリー映画。
 
協力:プラネットプラスワン
 

《料金》入れ替え制
1本あたり
一般1200円 学生・シニア1000円
会員1000円 学生会員・シニア会員900円

《割引》
2本目は200円引き


山根貞男 連続講座〈新編:活劇の行方〉1 神代辰巳
2010年2月20日(土)
2008年に「山根貞男連続講座〈加藤泰の世界〉」と題し、ほぼ月に一回開催した人気企画が、テーマを「活劇」に広げ再開します。
『活劇の行方』をはじめとする著書で、一貫して活劇の観点から映画を論じてきた日本映画批評を代表する山根貞男による「活劇論」です。
この講座では、毎回講義に入る前に関連する作品を参考上映します。
 
活劇講座のスタートにあたって
  『活劇の行方』(1984・草思社)の刊行から四半世紀もの歳月が経った。その間、映画について文章を書きつづけるなか、活劇ということが折りにふれ脳裡に浮かび上がり、近年、点滅の勢いが激しくなってきた。いま、映画にもっとも必要なのは、活劇精神ではないか。そんな思いが沸騰点に達しつつある。昨年の神戸映画資料館における連続講座加藤泰も、それをベースにしていた。しばしば強調していることだが、活劇とは特定の映画ジャンルを指さない。ならば、いったい活劇とは何か。多彩な映画を見ること/語ることのなかで、それを考えていきたい。「新編:活劇の行方」である。神代辰巳作品が最初だとは何と嬉しいことか。
   山根貞男
 
参考上映作品
「悪女の仮面・扉の陰に誰かが」
(1980/100分/DVD)制作:にっかつ
監督:神代辰巳
原作:C・アームストロング 脚本:田中陽造、伊藤秀裕 撮影:前田米造
出演:いしだあゆみ、酒井和歌子、浅野温子、山本圭
神代辰巳がテレビ朝日の土曜ワイド劇場のために撮ったサスペンス・ドラマ。
 

山根貞男(映画評論家)
1939年大阪生まれ。映画批評誌「シネマ69」(1969-71)を編集・発行。蓮實重彦とともに海外の映画祭で加藤泰、鈴木清順、成瀬巳喜男の特集に関わる。1986年より始めた「キネマ旬報」での日本映画時評は現在も連載中である。主な著書に『映画狩り』、『映画の貌』、『マキノ雅弘―映画という祭り―』などがあり、『映画渡世』(山田宏一との共編)、『加藤泰、映画を語る』(安井喜雄との共編)、『成瀬巳喜男の世界へ』(蓮實重彦との共著編)などのインタビューや編著が多数ある。

 
 

《料金》

会員1800円 学生会員・シニア会員1500円
*招待券の使用不可
*会員のみご予約受付中


フリッツ・ラング連続上映 アメリカ時代 1
2010年2月19日(金)〜21日(日)
サイレント末期からトーキー初期に、『ニーベルンゲン』(1924)、『メトロポリス』(1927)などの作品でドイツ映画黄金時代を代表する監督として活躍したフリッツ・ラング。1934年にナチス・ドイツから亡命した後は、ハリウッドで第二の黄金時代を築いた。
“アメリカ時代 1” では、反ナチ映画の傑作『マンハント』と『死刑執行人もまた死す』を上映する。
 
「マンハント」Man Hunt
(アメリカ/1941/106分/35mm)
監督:フリッツ・ラング 
脚本:ダドリー・ニコルズ 
撮影:アーサー・C・ミラー
音楽:アルフレッド・ニューマン
出演:ウォルター・ピジョン、ジョーン・ベネット、ジョージ・サンダース、ジョン・キャラダイン
ヒトラー暗殺未遂犯としてゲシュタポに追われる身となった英国人ハンターが、ロンドンに逃れ、街娼ジェニーに匿われる。ラング最初の反ナチ映画で、その後、『飾り窓の女』などでヒロインとなるジョーン・ベネットとの出会いの作品。脚本は1月に当館で上映した『周遊する蒸気船』のダドリー・ニコルズで、本作品の企画も、先にジョン・フォードに持ち込まれたという。
 
「死刑執行人もまた死す」Hangmen Also Die!
(アメリカ/1943/134分/35mm)
監督:フリッツ・ラング 
脚本:ベルトルト・ブレヒト、フリッツ・ラング、ジョン・ウェクスリー 
撮影:ジェームズ・ウォン・ハウ
出演:ブライアン・ドンレヴィ、ウォルター・ブレナン、アンナ・リー
ドイツ占領下のプラハで「死刑執行人」の異名を持つ非情なナチスの高官が暗殺される。犯人をあぶりだそうとするゲシュタポに対し、市民とレジスタンスは驚くべき解決策を見いだす。ラングがブレヒトの協力を得て実話をもとに映画化した傑作。
 
 

《料金》入れ替え制
1本あたり
一般1200円 学生・シニア1000円
会員1000円 学生会員・シニア会員900円

《割引》
2本目は200円引き


あがた森魚 映画&ライブ&トーク 21世紀密港音楽 漂流開始!
2010年2月26日(金)〜28日(日)
 
映画上映 2月26日(金)・28日(日)
『僕は天使ぢゃないよ』
(1974/86分/35mm)
製作・脚本・監督・主演・音楽:あがた森魚
原作:林静一「赤色エレジー」
製作:イエロー・ツウ・カンパニー
撮影:宮崎哲郎 照明:扇子勇助 録音:菊池進平
音楽:ティンパン・アレー(細野晴臣、鈴木茂、林立夫)、松本隆
挿入歌:あがた森魚、大瀧詠一、友部正人
 
出演:あがた森魚、斉藤沙稚子、緑魔子、桃井かおり、大瀧詠一、泉谷しげる、横尾忠則、岡本喜八 ほか
 
あがた森魚が、林静一原作「赤色エレジー」を映画化。製作から監督、音楽まで幅広く担当している。70年代の音楽、また当時の空気が全編にフィーチャーされている映画。一部アニメーションも登場する。桃井かおり、大瀧詠一、横尾忠則など、当時まだ駆け出しだったアーティストが多数参加している。
[併映]『うすけしみかん』(月刊映画2007年11月號/63分)
[併映]28日のみ『もっちょむぱあぷるへいず』(月刊映画2007年2月號/43分)
 
ライブ&トーク 2月27日(土)

 
17:00 第一部 月刊映画最新號「きゅぽらぱあぷるへいず」上映
19:00 第二部 あがた森魚 ライブ&トーク

 
「赤色エレジー」から最新作までたっぷり唄います
 

《料金》
[映画鑑賞(2本立て)]
一般:1500円 学生・シニア:1200円
会員一般:1200円 会員シルバー・学生・障害者:1000円
 
[ライブ&トーク(第一部+第二部)]
予約 2,000円(当日精算)
当日 2,500円
 *前日の映画鑑賞チケットお持ちのかた 2,000円


これまでのプログラム|神戸映画資料館

※内容は予告無く変更する場合があります。

※作品によっては、経年退化で色褪せしている場合がございます。予めご理解ご了承の上、ご鑑賞くださいますようお願い申し上げます。